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   山口百恵のすごさ、三浦友和のしんどさ、
                        マスコミのえげつなさ

                                   
2017年10月01日 
 

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   三浦祐太郎

 山口百恵と三浦友和は1980年に結婚し、子どもは二人いて二人とも芸能界
 で働いている。
 長男の三浦祐太朗はミュージシャンとして、三浦貴大は俳優として。これだ
 け親が有名だと同じ世界で働くのは、常に活動に親の名前がイメージとして
 ついてまわり、大変なことだろうと思う。

 ところで、三浦祐太朗は7月5日にアルバム『I'm HOME』を出した。11月29日
 には『I'm HOME -Deluxe Edition-』をリリースするとのこと。
 しかし、『I'm HOME』は母である山口百恵のカバー曲だそうで、いろいろ
 事情があるだろうけど、『両親とは切り分けて別の方向で自分を出していか
 ないと、ミュージシャンとしての今後の発展性がないのではないか?』と
 心配になる。

 ましてや、YOUTUBEで聞いてみたのだが、あきらかに母親である山口
 百恵の歌のほうが、情感がイメージとして広がる。改めてその差を感じさせ
 てしまう皮肉な結果になっている。

 しかし、三浦祐太朗が坂本美雨のラジオ番組で母である百恵の事を語って
 いる部分は面白かった。

 坂本「佑太朗さんが子どものときには、家庭内で『昔、お母さんはね』みた
    いな会話はあったんですか」
 三浦「強いて言うなら、(母は)鼻歌がめっちゃ上手かったですね(笑)。
   『みんなのうた』 みたいな歌を、たとえば料理を作ってるときとかに
   歌うじゃないですか。それがめっちゃ上手いなと思ってた覚えがあり
   ますね(笑)」

 坂本「あらためてお母様の曲を、自分が歌おうという意識をもって聴いた
    ときはいかがでしたか」
 三浦「(曲は)近しい存在ではあったんですけど、母親の楽曲を聴き込む
    ことってほとんどなかったんですね。だからこのアルバムを作るこ
    とになって、音源なり当時の映像などをものすごく研究して。でも
    変な感じになってくるんですよ(笑)。10代の母を画面でずっと見つ
    めてると、これ、母親なんだなあ……とか。

    そのへんがすごく不思議な経験でしたね。当時、昭和時代に圧倒的
    なオーラを放って輝いていた山口百恵と、今、自分が知っている
    三浦百恵って全然別だなというふうに今回あらためて思えたというか、
    そこが自分でも不思議な感覚でしたね」

 結局、本人の歌よりもインタビューで家族のことを語っている内容が面白い。
 要は彼に今後、求められるのは『語られない母・三浦百恵のエピソードを
 聞かせてほしい』の一点になってしまいそうだ。
 いや、二世のタレントのなかには、タレントとして必要性を感じさせる部分が
 ゼロの人もいるわけで、その意味では、1個でもあるのは貴重なことなのか
 もしれないが。

 もしくは、もう名前がこれだけ世間に出てしまっている以上、芸能人として
 活動していくうえでは、三浦祐太朗は歌以外、親の話し以外の別の道(スキ
 ル)を一つ開発する必要があるようだ。

 ところで、山口百恵の存在が大きすぎて隠れがちだった三浦友和は、最近
 も役者としてとても充実しており、映画「葛城事件(2016年)」では、第41回
 報知映画賞 主演男優賞を散っている。

                     

 ところで、2014年2月に山口百恵と三浦友和のドラマ「赤いシリーズ」の
 DVDが出て好評だったことがあり、そのときに書いたいた内容を以下に
 掲載する。

   山口百恵
 
 山口百恵が出演している「赤いシリーズ」のDVDが売れている。
 ドラマが放送されたのは30年以上も前なのに、なぜ今、売れるのか?

 ● いまなお「復帰」を望む山口百恵のファン
 分冊百科、もしくは「パートワーク」と呼ばれる市場にちょっとした「異変」
 が起きている。パートワークとは、一つのテーマーに沿って、毎週、隔週、
 毎月といった単位で観光される出版物で、その魅力はそろえる魅力にあ
 るという。

 そんなパートワークの市場を支えているのは、団塊世代の男性なのだが、
 圧倒的に女性たちが多数熱心に買っているのが、講談社が2月に販売
 した『山口百恵「赤いシリーズ」DVD」。しかも買っているのは、40〜50代
 以上の女性が多い。

 山口百恵は、1980年の結婚をきっかけに、芸能界を引退。人気絶頂の
 ときに、いさぎよく引退したので、いまなお「復帰」を望むファンも多い。
 そんな彼女が出演したテレビドラマのDVDマガジンが、いま売れている。

 ドラマが放送されてから30年以上が経っているのに、「書店によって
 はすぐに完売しました。創刊号は13万部ですが、2号は重版になりまし
 た」(講談社)という。
 30年以上経っていて、ドラマのDVDが完売するというのは、『どれだけ
 山口百恵のファンというのは、根強いのか・・・・・・・・層が厚いのか・・・・』
 という驚きを感じる。

 ●  「赤いシリーズ」のマーケティング調査
 誠というサイトで、『パートワークの出版物を販売するにあたって、どの
 ようなマーケティングを行っているのだろうか?』という興味の元に、
 講談社・第四編集局長の奈良原敦子さんに、Business Media 誠編集
 部の土肥義則氏が聞いている。

 ぼくが興味を持ったのは、以下のやりとり。

 土肥: 「赤いシリーズ」を出すにあたって、マーケティング調査をされた
 と思うのですが、どのような結果が出たのでしょうか?

 奈良原: パートワークはマーケティングリサーチの結果が、売れ行き
 に反映される商品なんですよ。もちろん、リサーチがよくても商品に魅力
 がないと、売れなかったりしますが……。

 アンケートでは「あなたは『赤いシリーズ』を見ますか? 見ませんか?」
 といった質問のほかに、「買いますか? 全巻、購入しますか?」と聞い
 ています。この 「買いますか? 全巻、購入しますか?」の回答率に
 注目して、実際に刊行するかどうかを決めていきます。

 土肥: 「買います」と答えた女性が多かったのですか?

 奈良原: ですね。ただ、実際に購入されているのは女性のほうが多い
 のですが、アンケートでは男性も多かったです。というのも、初DVD化さ
 れた『赤い迷路』では、松田優作さんが出演しています。松田さんは男性
 ファンが多いので、DVDマガジンはやはり男性購入者が多いだろうと思っ
 ていました。いい意味で裏切ってくれましたね。

 松田優作の映画は、レンタルDVDにて、作品がそろっているのだけれど、
 ドラマの出演作は、主だったものの他は、なかなか置いていない。
 そこが、男側からすると、魅力だったのだろう。

 赤いシリーズは全部で以下の10作品を総称する。
   1.赤い迷路(1974〜1975年 主演:宇津井健、長山藍子、松田優作、
     山口百恵)
     ※主演ではないが、宇津井の娘役として山口百恵が出演している。
   2.赤い疑惑(1975〜1976年 主演:宇津井健、山口百恵、三浦友和、
     岸恵子)
   3.赤い運命(1976年 主演:宇津井健、山口百恵)
   4.赤い衝撃(1976年〜1977年 主演:山口百恵、三浦友和、草笛光子)
   5.赤い激流(1977年 主演:宇津井健、水谷豊、竹下景子、松尾嘉代)
     ※レギュラー出演はしていないが、第1話にのみ山口百恵が宇津井の
     娘役としてゲスト出演している。
   6.赤い絆(1977年〜1978年、主演:山口百恵、国広富之、左幸子)
   7.赤い激突(1978年 主演:宇津井健、国広富之、松尾嘉代)
   8.赤い嵐(1979年〜1980年 主演:柴田恭兵、淡島千景、能瀬慶子)
   9.赤い魂(1980年 主演:杉浦直樹、司葉子、浜田朱里)
  10.赤い死線(1980年 この作品はスペシャルドラマとして放送された)


 ● いつも邪魔している僕ら家族
 ところで、今週号の週刊文春は、55周年特大号。
 そこでは、山口百恵とそのだんなさんである三浦友和が共にクローズ
 アップされている。

 55周年特別企画として、「輝ける55人の55歳」という タイトルで、グラ
 ビアページのトップが山口百恵。名前の横には「70年代を駆け抜けた
 伝説のトップスター」というサブタイトル。
 そして、記事としては、『初告白2時間 三浦友和 妻・山口百恵との「愛
 しい日常」』

 三浦友和も今や『ALWAYS三丁目の夕日』『アウトレイジ』などで脚光
 を浴び、紫綬褒章も受賞して俳優としての地位も築いた芸能人なのに、
 2時間かけてインタビューして聞きたいのは、妻の山口百恵の事なのだ
 という・・・・・・
 三浦友和が、結婚後は百恵の旦那というレッテルが先行したことに関し
 てはこう語っている。

 「たしかにずっとそう見られていましたが、それを見返したいというような
 思いはなかった。とにかく家族を食わせなきゃまずいよなというのが基本。
 もうとにかくそれだけでしたね。

 三十代に入って仕事が減ったときは、建てた家を売らなきゃいけないな、
 というぐらいに追いつめられたことがありましたから。ローンで建ててい
 る家ですから、ローンを返せなくなったら終わりです。

 生活費に加えてローンはきついから、家を売って、またどこかに賃貸で、
 というふうになるかもしれないな、という時期はありましたね。
 妻にはそうしたことは一度も言ってない。でも、(友和の思いは)感じて
 いたと思います。少なくとも仕事がうまく行ってないことは言わなくても
 分かっているし、カネが無くてもあっても、関係なく居てくれる存在だから
 いいんです」

 また、そこで語られているマスコミの話が二人にとってなんとも気の毒。
 以下のようなエピソードが載っている。

 かつて、三浦夫妻の子供たちの成長に合わせてマスコミの取材攻勢
 の日々が続いた。自宅前には終日張り込みの車両が停まり、盗撮用の
 部屋を確保する社も。
 長男の幼稚園入園式には報道陣に囲まれ動けなくなり、百恵夫人が
 強引なカメラマンに思わず平手打ちをする事件も起きた。

 「結局、あのときは入園式に出ることはできませんでした。僕たちが
 一番気にしていたのは、要するに、幼稚園に迷惑をかけてしまったとい
 うことなんです。入園式を(マスコミが)取り囲んでぐちゃぐちゃにしちゃっ
 たわけですから。
 運動会もそう。本当はみんなが普通に楽しく過ごせるはずなのに、いつ
 も邪魔している僕ら家族がいるという意識が強かったですね」

 ● 友和と山口百恵の映画
 個人的には、「妻(山口百恵)は本当に映画が好きだ」という話が面白
 かった。

 夫婦共通の趣味を聞かれて、三浦友和は
 「映画を見ることぐらいですね。最近一緒に行ったのは『アメリカン・ハッス
 ル』かな。メジャーで評判になっている映画を見に行きます。恒例行事みた
 いになっていて、暇な日は必ず、『これを見に行こう』って相談して行きま
 すね。

 でも、必ずしも好みが一致しているわけではありません。 たとえば僕は
 『ゼロ・グラビティ』が凄く面白かったんですけど、映画に関わっているか
 らあの映像だけで驚いて、それだけで価値をつけてしまう。だけど妻は、
 映像よりも人間ドラマに重きを置いているから、あまり好きではなかった。
 
 ドラマ面で言うと完全な”アメリカン・ストーリー”ですから、なんかいまいち
 だなっていう感想を持つわけなんです。僕は『あ、そうか、そんな見方もあ
 るのか』と思いましたね。

 妻は本当に映画が好きなんです。TSUTAYAでレンタルもしていますし、
 (CSの)映画チャンネルもWOWOWも入ってるし、すごいですよ。
 最近だと『鑑定士と顔のない依頼人』(『海の上のピアニスト』『マレーナ』
 で有名なイタリア人監督、ジュゼッペ・トルナトーレが手がけたミステリー
 作品)を面白いと言っていたかな。これは僕も同意見で、面白かった。

 僕が出演する映画も見てくれてますが、細かいコメントはしないです。
 『面白かった』とか、それくらいは言ってくれますけどね。どれが一番面白
 かったかは聞いたことないですけど、今度聞いておきますよ(笑)」

 けれど、最初に紹介した「山口百恵『赤いシリーズ』DVDマガジン」など
 の二人の共演を夫婦で見ることはないという。送られて梱包されたまま
 になっているとの事。これに限らず過去のものは一切見なくて、これは
 夫婦で共通していて、昔のことに興味がない。過去は誇りには思っていて
 も、それを懐かしむことはないという。

 三浦友和と山口百恵は、映画で何度も共演している。
 共演した映画はまるで、日本文学全集の映画化と言った趣を感じる。
 川端康成原作 の「伊豆の踊子」(1974年12月)、三島由紀夫原作の
 「潮騒」(1975年4月)、堀辰雄原作の「風立ちぬ」(1976年7月)、
 谷崎潤一郎 原作の「春琴抄」(1976年12月)、 松本清張原作の「霧の
 旗」(1977年12月)、川端康成原作の古都(1980年12月)など、サイト・
 ウィキペディアの記述を参考にしているのだが、12本の共演作品がある。

 ところで、山口百恵に関する引退後の記事を読むと、何度か共通の想
 いにかられる。
 山口百恵・人気のいつまでも続くすごさ
 三浦友和のトップスターを妻にもったしんどさ
 マスコミの恥も外聞もなく追いかけるえげつなさ
 週刊文春は、55周年特大号の記事も、それを感じさせるものだった。

        

 参照:山口百恵「赤いシリーズ」のDVDが売れている――なぜ?講談社の人に聞く
     山口百恵(ウィキペディア)
     母・山口百恵は「只者じゃない」三浦祐太朗が語る思い出
 
  


 





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