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    花よりは図書券という中山可穂の激しい恋愛小説
      
 ◎中山可穂
           白い薔薇の淵まで   (集英社文庫)

                                  2006年10月28日 1:45
 
 注目
 
       

 映画もアイデアが勝負
 0円商法で大ピンチ
 ・安藤美姫は狙われて
 ・中山可穂の恋愛小説
 ・
負け犬と巣穴女の地獄
 ・藤圭子ギャンブル人生
 ・
ケツ毛バーガー事件?
 ・自殺に追い込んだ主任
 ・
クローン猫ビジネス沈没
 ・
パチスロと辻森耕平
 ・山本モナ復活コール
 ・でかい買い物ユーチューブ
 ・藤圭子の夢はいつ開く
 ・山本モナの不倫騒動
 ・
梨元勝レギュラーなし?
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自分も殺す坂東眞砂子
 ・
ダイエット願望にストップ
 ・スーパーマンも悩める青年
 ・復活!植草ミラーマン
 ・9・11テロと祝ご出産
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乙武・紀子様出産騒動
 ・中谷歩殺害の真相は?
 
携帯番号が億で売れる
 ・
グロ過ぎ映画ディズニー
 ・無表情で笑わない男
 ・
ハンカチ王子と監禁王子
 ・バンコクへ性転換に
 ・
84歳が80歳夫を殺害
 ・
ご主人様と地獄生活を
 ・ゆかりの摂理の弁明
 ・
一条ゆかりと摂理の接点
 ・世界一弱いチャンピオン
 ・若林一行は二重人格か
 ・全て山本圭一が悪い?
 ・美肌沙羅の美肌一族
 ・極楽トンボ山本の淫行
 ・殺害当日鈴香に男の影
 ・
彩香ちゃん殺害認める
 ・ヒストリー・オブ・バイオレンス
 ・朝鮮人民軍の牛盗み
 ・
池田優子のケチと脱税
 ・
テポドンはどこ狙い?
 ・9歳で女児を出産
 

 
 仕事はほぼ定時に切り上げて、志木の本屋へ向かう。
 その本屋は駅に直結しているからありがたい。なんで、そんなにあわてて
 本屋に向かったかというと、中山可穂という作家の本が、現在どれくらい
 置いてあるのかを、確認しておきたかった。

 水曜日に古本屋で「白い薔薇の淵まで」という題の本を買った。作者は
 中山可穂。
 この本があまりに面白くせつなかった。彼女のファンになってしまった。

 ストリーは、平凡なOLの二十九歳の「わたし」が、飲み会の帰りにふらりと
 寄った深夜のブックセンターから始まる。
 手にした小説を棚に戻し、雑誌売り場に向かおうとしたときに
 「その本、買わないんですか?」と、知らない女の人が突然話しかけてくる。
 それが、ジャン・ジュネの再来とまで呼ばれる新人女性作家の塁だった。

 「わたし」は、彼女(塁)と出会い、破滅的な性愛に溺れていく。
 塁は、ただセックスのことだけを知ってしまった子供なんだ。ベッドの上で、
 さまざまな女から愛されて、あのことだけに熱中して生きてきた、純粋培養
 された子供なんだ。

 「わたし」は彼女のことをそう思った。
 
 彼女を振り切るためと、彼女の父の為に、誠実な男性と結婚もするのだが、
 それでも彼女の事が忘れられない。
 お互いに何度も別れを決意し、離れてみるのだが、また求め合ってしまう・・・
 と、いう内容。

 彼女の本はどれもが、女性同士の恋愛に焦点を当てているようだ。
 「白い薔薇の淵まで」は、レズという形を飛び越えて、究極の愛を追求した
 話しになっている。たぶん他の小説も、そのような激しさと哀しさを含んだ
 物語となっているのだろうと、期待する。

 「半熟卵ってさ、何分ゆでればいいんだっけ?」
 名乗りもせず、時候の挨拶もなく、いきなりのおおぼけだった。そのあとの
 一瞬の沈黙の重みで、塁だとわかった。ボケにはボケで応対するのが礼儀
 のように思えた。


 この何気ない文章。でもここがサメには心にこみあげるものがあった。電車
 で読んでいて涙が目からあふれそうになって、あせった。この小説を読んだ
 ことのある人なら、ピンとくるはずだ。

 塁に会いたくて会いたくてたまらない「わたし」は、それでも会わない自分を
 納得させたい。

 この人間でなければ生きていけないというような、命にかかわる恋愛など、
 この世にあろうはずはない。わたしはそうやって自分に言い聞かせながら
 一日一日に折り合いをつけていった。はじめの二週間が過ぎると、いくらか
 楽に呼吸ができるようになった。
 次の一週間が終わろうとするとき、掟破りの電話が鳴った。


 その電話の第一声が「半熟卵ってさ、・・・」につながっていく。
 そして、ひさびさに出会った二人は狂ったようにお互いを求め合う。

 互いの唾液と体液にまみれ、キスマークを体じゅうにいやというほどつけ
 あって、体の中の水分を一滴残らず出し尽くしてからからに渇いてしまうま
 で、わたしたちは三昼夜同じシーツにくるまっていた。
 指も舌も痺れ、肩は凝り、乳首はちぎれそうだった。


 この正直な告白の言葉の輝きは、陳腐なポルノ小説のお決まり描写を吹き
 飛ばす。そして、この小説は山本周五郎賞を受賞する。

 その受賞記念エッセイも、特別収録されている。
 「贈ってくださった方にはまことに申し訳ないのだが、わたしは花を贈られる
 のが何より嫌いである。死後、墓前に供えられるのもいやなくらいだ。」とい
 う花嫌いエッセー「花だけはくれるな」は、発表当時に話題を呼んだというだ
 けあって、これもまた独特な味を持ち、面白い。







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